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よろぴく


by suac-futsal-10
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アホすぎて逆にドラマ化希望

【まえがき】
本能で書いた作品。作品と呼べるかどうかも疑問。独特の感じ満々なんじゃ!もしこれをどっかのプロデゥーサーが見てたら、是非ドラマにてくれ、てもいいよ。実はすごく奥深い内容だから、おバカさんにはわからないよ

「まれにないカップル」


ある日、ワシがこの世を創造したと言い張る1人のお爺さんが現れた。
突然のことだった。それから何週間も僕のボロアパートに居つづけた。ある日曜の朝、ふと目が覚めると、おじいさんは日の射し込んだ窓から晴々とした空を眺めて、なにやらボーっとしていた。
「実はワシにはやり残したことがいっぱいあるんじゃ!!」
そうドイツ語で呟くと、僕に殴りかかってきた。痛かった。僕は昨日、鈴木先生に習ったばかりの必殺技、「ラ王神髄拳」を使って、おじいさんを丸こげにした。殺すつもりはなかったけど、急なことでビックリしたので、パワーを抑えるのを忘れてしまったのだった。次の日、警察が僕の家に来た。僕は警察が大嫌いだったので、質問にはなに1つ答えなかった。だからかどうかわからないけど、逮捕された。手錠をはめられパトカーに乗せられると、警官はおもむろにパンチしてきた。痛かった。僕はムカついたので、1週間前にキム先生に習ったばかりの必殺技、「殺戮波」で警官を丸こげにした。 なんてこった・・・・僕はそう思った。  急じゃないけどビックリした僕はパワーを抑えるのを忘れていたのだった。
しかし、警官は死んでも、パトカーは止まることなく走り続けた。死んだ警官の足がアクセルを踏みっぱなしになっていたからである。 どうしようと思ったけど、やむおえず先月セル塩先生に習った、「投波斬」で足を輪切りにし、パトカーを止めた。とりあえずパトカーから降りた。辺りを見渡すと隣町の果てまで来ていたのだった。なんてこった・・・、僕は思った。手錠をしたまま町中を歩いたら人目についてはずかしい。僕は思った。どうしよう・・・と。考えていてもしょうがないので、何年か前に習ったリュウ先生の必殺技、「皆焼弾」で、僕を見た人を次々と殺していった。しょーがなかった。だって・・僕を見るから・・・。
そんなこんなで8時間後、やっと家についた。疲れがどっと出た。すると、
「おかえりなさぁ~い」
と、台所の方から声がした。
「あれ?誰かな??」
と思い、行ってみると、僕の7番目の彼女だった。彼女は僕を見るやいなや、僕の胸に飛び込んできた。
「どうして昨日電話くれなかったの?」
彼女は子狐のような声で呟いた。
「ご・・ごめん・・・・」
僕はそう言うと彼女をギュっと抱きしめた。僕は彼女の首もとに女らしさを感じ、おもわず彼女の耳元を唾液で濡らしてしまった。彼女は何も言わず、ただされるがままになっていた。ふと我に返り、自分のしたことを恥ずかしく思っていると、彼女はそっと僕から離れ、冷たい顔をして家を出て行ってしまったのだった。それからというもの、彼女との連絡も一切途切れた。僕はやりきれなくなり、何年か前に自己流であみだした必殺技、「自爆臨海功」で自ら丸こげになって死んだ。僕が死んだのを知った警察は彼女を犯人だと思い、彼女を探した。
しかし、そのとき彼女は僕が殺してしまった人々を自らの必殺技、「帰生神応術」で次々と生き返らせていたのである。僕以外はみんな生き返った。
こうして、悪魔と天使のまたとない恋愛も終わってしまったのである・・・。
by suac-futsal-10 | 2005-04-15 01:38 | 短編小説王国