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by suac-futsal-10
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大久保!

大久保が初試合で最高のパフォーマンスを見せてくれた。そのニュースは日本ではもちろんスペインでも大きく扱われたという。大久保のことをスペインのマスコミは「ラストサムライ」と称した。ケガをしながらも1アシスト、1ゴール。これ以上にないシンデレラストーリーだね。これで試合に勝っていたら最高だった(結果は引き分け)。
 大久保が先発で使われた経緯を簡単に説明すると、実際、クーペル監督は大久保先発を直前まで悩んでいたという。日本での活躍やアテネでの得点という情報やチーム練習から大久保の潜在能力が高いと判断したとしても、まだチームに来たばかりで戦術・選手とのコミュニケーションが不十分というのものは大きく影響していた。 そして、大久保の獲得に乗り出したのはクラブの会長であり、監督ではない。クーペルの戦術の中に当初、大久保というコマはなかったのだ。こんな日本から来た全く知らない未知数の選手を先発で使うことはどんな監督でも悩むだろう。しかし、練習態度や大きなデフェンダーにも果敢にアタックする姿勢などがクーペルの心を動かしていった。
 まぁそんなこんなでクーペルの勇気は良い形となって実現されたわけだけども、これで大久保が大丈夫と思うのはまだ早い。むしろこれからが試練のときだ。当然マークもキツくなってくるわけだし、試合を重ねるごとに期待も高まってくる。そういったプレッシャーにいかに大久保が対処できるかが彼を成長させるポイントとなるだろう。今後、ゴールを決めなければファンやメディアに叩かれることはもちろん、仲間の信頼も失う。城や西澤が長続きしなかったのも結果が残せなかったからだ。でも大久保が彼らと大きく違うことは獲得目的である。すくなからず、彼らは商業が中心だった。日本人をターゲットにすることは金銭を潤す最短の手段なのだ。どうせ日本人がスペインで成功するわけがない。元が取れたらもう帰っていいよというのが一連の流れだ。こういった価値観は残念ながらまだ残っていると思う。この価値観を壊してくれるのが大久保だと信じている。前半初めにケガを負ったにも関わらず、交代しないで最後までがんばった根性には誰もが感動しただろう。日本人のイメージを覆すためにも大久保にはゴールを決め続けてほしい。「イタリアの中田」の次は「スペインの大久保」となるようがんばってねん
by suac-futsal-10 | 2005-01-20 23:52 | サッカー論議